お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

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お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

相談内容

40代女性。今年になり、肝硬変になりました。食事もあまり食べれなくなっていて、急変して命が危ないと言われました。お聞きしたいのが、肝硬変はどんな症状でどんな治療がありますか?それと、これからどうしたらいいですか?すみませんがよろしくお願いします。

米山先生からの回答

質問をいただきありがとうございます。たまプラーザ駅、内科・循環器・糖尿病の田園都市高血圧クリニックの院長、米山喜平です。肝硬変の診断を受けられたこと、お辛い状況においでのことをお察しいたします。以下に肝障害、肝硬変についてまとめます。

肝硬変とは?

肝硬変は、肝臓の組織が瘢痕組織で置き換わる病態であり、進行すると肝臓の機能が低下します。

どんな症状ですか?

一般的な症状としては、食欲不振、体重減少、疲労感、腹部の腫れや痛み、黄疸(皮膚や目の発黄)、内出血傾向などが挙げられます。

肝硬変や肝臓の治療とは?

肝硬変の治療には、以下のようなアプローチがあります:

  • 基本的な治療:肝臓を休ませるためにアルコールや薬物の摂取を控え、バランスの取れた食事や適度な運動を行います。

  • 病因治療:肝硬変の原因となる疾患(例:ウイルス感染、脂肪肝など)の治療を行います。

  • 症状の管理:症状や合併症に応じて、利尿剤や抗炎症薬、ビタミン補給、出血予防薬などが使用されます。

  • 合併症の治療:肝硬変にはいくつかの合併症がありますので、それに応じた治療が行われます。例えば、腹水(おなかの水たまり)がある場合には、腹水排除のための処置や薬物が使用されることがあります。

肝硬変の食事

肝硬変の食事には以下のポイントがありますが、注意点や具体的な食事内容については、個人の状態や医師の指示に基づいてアドバイスが必要です。ご担当の先生の指示を受けてください。

  1. 塩分摂取の制限: 食事に含まれる塩分を減らすことが重要です。塩分は体内の水分量を増やし、浮腫(むくみ)を引き起こす可能性があります。加工食品や缶詰、調味料などの塩分が多い食品は避けるようにしましょう。

  2. たんぱく質の摂取: 肝臓が正常にたんぱく質を処理できなくなるため、過剰なたんぱく質の摂取は負担となります。適度な量のたんぱく質を摂りながら、肝臓への負担を軽減するために、動物性たんぱく質(肉、魚、乳製品)よりも植物性たんぱく質(大豆製品、豆類、穀物)を選ぶことが推奨されます。

  3. 脂質の制限: 脂質は肝臓に負担をかける可能性がありますので、摂取量を制限する必要があります。特に飽和脂肪酸(動物性脂肪や加工食品に多く含まれる)やトランス脂肪酸(マーガリンや加工食品に含まれる)は控えるようにしましょう。代わりに、良質な脂質としてオメガ3脂肪酸(魚、ナッツ、種子)を摂取することが推奨されます。

  4. 水分摂取の調整: 肝硬変による浮腫や腹水がある場合は、医師の指示に従い水分摂取を制限する必要があります。逆に、脱水症状がある場合は適切な水分摂取が必要です。

 

どうしたらいいの?

肝障害の原因が個々に異なるため、治療方針は個人に異なります。担当の先生はあなたにどうしたらいいのか?を指導してくれます。担当の先生にご相談ください。

肝臓を守るための注意点

肝臓を守るためには誰にでも関係のある注意点があります。塩分や脂肪を控えめにし、野菜や果物、穀物、健康的なたんぱく質(魚、豆類、大豆製品など)を摂ること。アルコールは肝臓に大きな負担をかけるため、肝臓を守るためにはアルコールの摂取を控えるか、できれば避けることが望ましい。肝臓に負担をかける可能性のある薬物やサプリメントは慎重に使用しましょう。感染症による肝臓の病気を予防するために、定期的な予防接種を受けることが重要です。適度な運動は体重管理や健康維持に役立ちます。適度な運動は肝臓の機能を促進し、脂肪蓄積を防ぐことにもつながります。タバコは肝臓に悪影響を与える可能性がありますので、肝臓を守るためには禁煙することが重要です。定期的な健康チェックや肝機能検査を受けることで、肝臓の状態を把握し早期に問題を発見することができます。定期的な健康診断や医師の指導に従いましょう。

最後に

肝障害の原因は個々に異なるため、治療方針は個人に異なります。僕の回答よりもご担当の医師による説明の方が適切です。どうかお大事になさってください。状態が改善されますように

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例えば、38℃の熱が出たのですが、このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか?
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