1.高血圧歴

高血圧歴を問診から予想します。心電図や心エコー、血管年齢からも高血圧歴を予想することができます。

高血圧歴が長ければ合併症が併存する可能性が高く、合併症に合わせた治療が必要になります。

2.高血圧素因と妊娠歴

血圧の高い家系は血圧の遺伝を示唆します。
糖尿病、高コレステロール血症の併存は血圧と一緒に治療します。
また、妊娠中に高血圧があった方は高血圧になる可能性が高いです。

3.生活習慣

高血圧は生活習慣病の一つです。
運動習慣、睡眠時間、睡眠の質、食べ物、飲み物などの習慣が、血圧の改善に有効です。現場の生活習慣を把握することが大切です。
把握することで生活習慣を改善することが期待できます。
高血圧の大部分（約90%）は「本態性高血圧」で、その原因は塩分過多や食べ過ぎによる肥満といった生活習慣、遺伝的要素などです。はっきりとした二次性高血圧が特定できない場合本態性高血圧と診断します。

4.二次性高血圧

生活習慣とは無関係に血圧が高くなってしまうことがあります。

二次性高血圧では原因を解除することによって、血圧の薬を減らすことができた、血圧以外の身体の負担の軽減が期待できます。例えば、睡眠時無呼吸症候群の治療（CPAP）を行うと血圧が低下しますが、無呼吸を改善することによって、目覚めがよくなったり、頭痛が改善したりします。
二次性高血圧を細かく否定するためには、心臓の検査、お腹の検査、血液検査、睡眠の検査、尿検査、頭の検査など全身を検査する必要があります。
当院では、二次性高血圧を簡単にスクリーニングします。もし、二次性高血圧リスク簡易分析で陽性になった場合、血液検査でアルドステロン値を測定したり、腹部CTやMRIで副腎腫瘍の有無を検索したりします。血圧の原因をさぐるべく全身検査を行います。

5.血圧タイプ診断

当院では血圧のタイプを4つ分けます。

1. 正常血圧タイプ
2. 仮面高血圧タイプ
3. 白衣高血圧タイプ
4. 持続性高血圧タイプ

血圧タイプ診断とは、病院の血圧と家庭血圧を用いて、血圧が上昇している原因を勘弁にみつける方法です。

例えば、あなたの高血圧のタイプが仮面高血圧タイプならば、高血圧の原因はストレスやアルコールかもしれません。

仮面高血圧タイプ

別名、早朝高血圧とかストレス性高血圧とか、夜間睡眠中に血圧が低下しない夜間高血圧とも呼ばれます。

仮面高血圧タイプは治療が必要な高血圧タイプです。

白衣高血圧タイプ

例えば白衣高血圧タイプ

女性や緊張しやすい人、歩いてすぐに血圧を測定する人に多い傾向があります。
診察室の血圧は普段の血圧を反映しないため、治療が必要ない高血圧のことが多いです。
ただし、高血圧に以降する可能性が高いため定期的に受診や、高血圧にならないような生活習慣をおすすめします。

6.高血圧の合併症の有無

高血圧の合併症を知ることはとても大切です。
かくれ心臓病、かくれ脳梗塞、かくれ腎臓病が分かれば、重症化するまえに早期に治療することができます。また、合併症や糖尿病の有無で血圧の目標値が変わります。
また、血圧があまり高くても脳や心臓にすでに高血圧性の変化が来ていることがあります。この場合は、さらに詳細な全身検査が必要になります。
高血圧の合併症を知ることが、高血圧において最も大切な一つかもしれません。

例えば、何らかの理由で検査をしたくない、でも、血圧の薬を調節して欲しい患者さんに対して。

1. 検査をしないリスクについて話し合います。
2. その上で皆様の意思決定を尊重します。

例えば、原因をさらに追求したい場合。

1. 他の専門施設にいつでもご紹介します。

例えば、血圧の薬で安定している方で薬のみ欲しい場合。

1. 診察時間を短くします、オンライン診療を行います。
2. 仕事やご家族の都合などを考慮してあなたの願いをかなえようと努力します。

時間外緊急対応ができません

当院は、大きな総合病院ではありませんので、時間外の緊急対応や、心筋梗塞、脳梗塞などの急性期疾患の治療はできません。クリニックは医療レベルにおいては大病院にはかないません。しかし、大学病院などの高度先進医療は、その治療が複雑で精密であるが故に、医師が主導となる治療になることがあります。医療レベルが大病院ほど高くないからこそ、患者さんが手動となるオーダーメイド治療が可能になります。

がんを見逃す危険性があります

がんは無症状です。検査をしてみたら進行がんであったということがあります。当院では、がんを見逃したくないからこそ、画像クリニック（メディカルスキャニングたまプラーザ）と連携しました。CT、MRIを用いて人間ドックやがん検診を施行できるようにしました。健康診断よりも人間ドックやがん検診の方が、がんを発見すべき要請が高いといえます。無症状だからこそ人間ドックをご利用ください。また、当院は、胃カメラ、大腸カメラができません。自分で他院に相談するか、こちらからご紹介いたします。

専用駐車場はございません

当院専用の駐車場はございません。たまプラーザ駅周辺には多数の駐車場がございます。診察時間や待ち時間が予想より延長しても、駐車場の割引券の発行もございません。

他院で行った検査を当院でも行うことがあります

他院で行った検査で正常であっても、当院で再度、同じ検査を行うことがあります。正常範囲の結果でも、実際の波形や画像は個人の違いがあるからです。当院では個人の違いを大切にするクリニックです。

院長が不在のことがあります

院長は大学非常勤講師であり、医学研究者でもあり、世界大会に同行するスポーツ医でもあり、家族を持つ父親でもあります。院長不在でも内科を専門とする医師の診察を受けられるようにいたします。ご安心ください。

待ち時間が長くなることがあります

システムトラブルや人手不足などで待ち時間が長くなることがあります。トラブルが起きましたら再発予防のためシステムの見直しを行います。患者さんの状態で診察時間が長くなったり、順番を入れ替えて診察をしたりすることがあると思います。待ち時間を短くできるように努力してまいります。