80代、男性。肝硬変の終末期と診断され、現在、肝性脳症を発症し2回目の入院をしています。その間にはヘモグロビンも4.9となり輸血もしています。現在、入院中に認知機能の低下と言われ、身体拘束されています。元々の性格から、誤解を受けやすい性格です。昨日、本人より、今すぐ迎えにこい!と暴言など含めた電話がありました。アルコールを摂取していたときと同様の暴言です。介護している母も限界。しかし、これだけの暴言があると、どこの病院にも入院は継続困難です。どうしたらよいのでしょうか?

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80代、男性。肝硬変の終末期と診断され、現在、肝性脳症を発症し2回目の入院をしています。その間にはヘモグロビンも4.9となり輸血もしています。現在、入院中に認知機能の低下と言われ、身体拘束されています。元々の性格から、誤解を受けやすい性格です。昨日、本人より、今すぐ迎えにこい!と暴言など含めた電話がありました。アルコールを摂取していたときと同様の暴言です。介護している母も限界。しかし、これだけの暴言があると、どこの病院にも入院は継続困難です。どうしたらよいのでしょうか?
田園都市高血圧クリニックかなえ(内科医院)からの回答
ご相談いただき、ありがとうございます。お父様の状況、そしてご家族の皆様のお気持ち、本当によく分かります。お父様の「迎えにこい」という言葉..これが病気からくるものだとわかっていても、聞いた瞬間は胸が痛みますよね。そして介護されているお母様が限界を感じておられるというのも、当然のことだと思います。どんなに愛する家族でも、介護の負担と精神的なストレスは想像を超えるものです。
肝性脳症というのは、本当に辛い状態です。お父様の肝臓が十分に働かなくなって、アンモニアという物質が血液中に増えて脳に影響を与えています。これはまるで、お酒に酔ったような状態が続いているようなものです。その方の本来の性格とはまったく関係なく、穏やかな人でも怒りっぽくなったり、理解力が低下したりします。ヘモグロビンが4.9まで下がったということは、かなり貧血が進んでいて、それも症状を悪化させていたと思います。結論から申し上げますと、担当医の先生とのコミュニケーションが大切だと思います。
入院中には、様々な医療的・社会的サポートが受けられる利点があります:
肝性脳症の症状は、適切な治療により改善することもあります。入院中に症状をコントロールすることで、お父様の苦痛を軽減し、ご家族の負担も軽減できると思いいます。
肝硬変の終末期で肝性脳症を発症し、ヘモグロビン値が4.9まで低下している状態は、医学的にはかなり重篤な状態です。このような状況では、ご家族の心理的負担だけでなく、患者さん自身の苦痛にも配慮した総合的なケアが必要となります。入院中であれば担当医と相談されるのが一番よい方法と思いました。入院中のサービスについていくつかご提案させていただきました。ご参考になれば幸いです。
田園都市高血圧クリニックかなえ 院長
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例えば、38℃の熱が出たのですが、このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか?
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