高血圧の合併症
高血圧の合併症
こんな方が多いと思います。
検診で異常値、症状がないから病院には受診しない、きっと食べ過ぎが原因だろう。
痛くないから病院に行かない、仕事も忙しいし時間もない、病院に受診するのも面倒だ。
でも、健康でいたいと願っている。
確かに、血圧だけ高くて合併症のない高血圧の方は、すぐに血圧の治療をしなくても問題のないことが多いです。しかし、速やかに血圧の治療をした方がよい高血圧の方がいます。
それは、高血圧の合併症をもっている方です。
高血圧の合併症とはなんでしょうか?
高血圧が原因で臓器が障害されることを言います。
などです。
ではあなたは高血圧の合併症を持っていますか?
あなたの心臓はどうでしょうか? 高血圧によって痛んでないでしょうか?
高血圧の状態を放置していると、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全、高血圧性心筋症、ならびに大動脈瘤、大動脈解離などの重大な病気につながります。より血圧を下げる必要があります。心電図や心エコー、胸部X線、CT検査なので早期に合併症を見つけ、血圧をコントロールすることが大切です。
あなたの脳血管はどうでしょうか?
高血圧の状態が長く続くと、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの重大な病気につながります。頸動脈超音波、頭部MRI(MRA)検査で早期に合併症をみつけることができます。
あなたの腎臓はどうでしょうか?
高血圧の状態が長く続くと、慢性腎臓病になり重大な病気につながります。
腹部超音波超音波、腹部MRI、腹部CT、血液検査、尿検査などで早期に腎臓の合併症をみつけることができます。
あなたの血管はどうでしょうか?
高血圧の状態が長く続くと、動脈硬化が進みます。
血管年齢の検査、手足の血圧を測定するABI、CT検査、MRI検査などで、動脈硬化の進み具合がわかります。
高血圧の状態を放置していると、動脈硬化を促進し、脳卒中や心疾患、あるいは慢性腎臓病などの重大な病気につながります。重症になる前に血圧コントロールをしっかり行うことが望ましいです。
高血圧の合併症を見つける理由はなんですか?
それは、あなたの身体に合わせた治療ができること。
かくれ心不全、かくれ脳梗塞、かくれ腎不全を早期に発見し、身体の状況に合わせて血圧を管理することです。
その他、足の血管の動脈硬化の閉塞性動脈硬化症があります。
歩いていると痛みが起こり、休むと改善しました。
重症になると安静にしていても痛みが起こるなどに分類されます。
治療にはお薬や血管に対するカテーテル治療、外科手術があります。タバコは病気を悪くするので禁煙が必要です。
眼底網膜病変といって目にも動脈硬化ができます。
眼科を受診すると動脈硬化を確認することができます。
あなたの身体を知って、よりよい生活を送りましょう。
当院では、採血、尿検査、心電図検査、超音波検査、レントゲン検査で動脈硬化を調べることができます。また、画像クリニック(メディカルスキャニング)と連携しCT、MRI検査を撮像することができます。