お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

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お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

相談内容

47歳 女性。現在、家族が重度の心臓病です。血圧も低めです。むくみも強いです。高齢でもあり、糖尿病なども無いため、味を濃くしないと食欲がわかないと、ご飯を食べてくれません。また、体重制限も気になって、より食事が進まないようです。心臓病には、塩分に気をつけなければならないと言われていますが、どの程度守れば良いのでしょうか?

米山先生からの回答

非常に重要な質問ありがとうございます。ご家族さまの食事管理、健康管理を助けて下さりありがとうございます。嬉しいです。病名が一緒でも一人一人の身体は異なりまので、重度の心臓病でむくみも強い場合、入院する状態かどうかをまず主治医にご確認ください。

さて、体重についてです。いけない体重増加と、よい体重増加があります。いけない体重増加とは1週間に2〜3kgの体重増加です。短期的は体重増加は水です。心臓が悪くなったと考えてください。

一方で、よい体重増加があります。治療経過がよい心臓病の方は、どんどん食べます。半年とか一年単位で体重がじょじょに増加していきます。筋肉や脂肪による体重増加です。これはよい体重増加です。なので1週間に2kg未満の体重増加であれば問題ないことが多いです。特に重症な心臓病は食べて筋肉と脂肪をつけてほしいです。

どの程度守れば良いのでしょうか?塩分は1日6g以下です。参考になるサイトです。

http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/diet/low-salt.html

塩分制限に関しての工夫が説明されている素晴らしいサイトがありますので参考にしてください。

http://www.tokiwa.or.jp/nutrition/diet/low-salt.html

当院であれば以下のように指導することが多いです。まず、レントゲン、心電図、血液検査、心エコーを行い、入院しなくてよいむくみであることを確認します。次に、医療用の体組成計を用いて、体液量水分測定と基礎代謝量を測定します。一日に最低限必要なカロリーが分かります。もし、最低限必要なカロリー以下であれば、少々塩分が多くても食事摂取量を優先します。必要なカロリー摂取されているのであれば、現状の塩分制限を継続します。

そうはいっても、体液量水分測定と基礎代謝量の測定は、家庭では難しい場合が多いので、総じてこのように指導することが多いです。「1週間に2kg未満の体重増加がなければ、食べるれる味で食べてください」少々、塩分制限を解除するような危険な言葉ですが、塩分制限により必要なカロリー摂取ができないのが問題だからです。

塩分制限と食欲低下について主治医にもご確認ください。主治医の言うことが正しいです。ご家族さまの食事管理は、毎日なので本当に悩みも多いと思います。ありがとうございます。

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