気象病は女性に多いのはなぜですか?
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気象病は女性に多いのはなぜですか?
気象病のメカニズムは完全に解明されていません。発症には大気の気圧が大きく関係していると考えられています。気象病は、気圧・気温・湿度など気象の変化によって自律神経が乱れることが原因で起こると考えられています。特に、気圧が低下による影響がとても大きいと言われています。台風は大型の低気圧であるため、台風の接近に伴い圧は低下します。最近、内耳の前庭器官には気圧の変化を感知する場所と能力があることが明らかになり、この内耳センサーが敏感なため、自律神経のバランスが崩れ、症状が出やすいのではないかと考えられています。
女性は男性よりめまい症状の頻度が高いと言われています。これは女性が内耳センサーが敏感なことを表しているかもしれません。女性ホルモンの影響や心理社会的要因にも女性の方が敏感であることも関係しているかもしれません。次に、女性は男性より筋肉量が少ないことが原因かもしれません。筋肉は熱を発生します。汗を出すことによってクールダウンしていますが、筋肉量が少ない人は温度差を作ってしまうのかもしれません。最後に、女性は男性よりホルモンバランスの変動が大きいことが原因かもしれません。例えば、生理周期によるもの、出産後のエストロゲンの減少、更年期のエストロゲンが減少するように、女性は男性よりホルモンの変動が大きいことが影響しているかもしれません。
気象病は女性に多い症状ですが男性にも起こります。気象病が起こりやすい季節は、気候変化の激しい、季節の変わり目や梅雨の時期、また台風が多い時期などに特に起こりやすいと言われています。男女差があるということは、「天気が悪いと調子が悪いは気のせいではない!!」と思いました。田園都市高血圧クリニックは、地域の健康に寄り添う医療を提供してまいります。『気象病でお薬を希望します』とスタッフにお伝えください。
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例えば、38℃の熱が出たのですが、このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか?
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