お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

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お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

相談内容

30代、女性。天気が悪くなると片頭痛に吐き気が止まらなくなり目眩がしてしまいます。現在メンタルクリニック通ってますが、一向によくなりません。仕事休みがちなってしまいしんどいです

米山先生からの回答

ご相談ありがとうございます。片頭痛や吐き気、目眩が天候の悪化と関連しているとのこと、辛い状況だと思います。こんにちは。田園都市高血圧クリニックかなえの院長、米山喜平です。今回は、片頭痛と生活の調和について考えてみたいと思います。

片頭痛は、多くの人々が日常生活で経験する慢性的な問題の一つです。天候の変化やストレスなど、さまざまな要因が片頭痛の発作を引き起こす可能性があります。しかし、片頭痛の治療法は個人によって異なるため、自分に合った治療法を見つけることが重要です。

まずは、片頭痛に対する正しい理解が必要です。片頭痛は単なる頭痛ではなく、脳の神経系に関連する疾患です。そのため、適切な治療を見つけるためには、専門医の診断と助言が欠かせません

次に、生活習慣の見直しを考えてみましょう。規則正しい生活リズムやバランスの取れた食事、十分な睡眠など、健康的な生活習慣は片頭痛の発作を減らすのに役立ちます。また、ストレス管理やリラクゼーション法の導入も効果的です。

さらに、適切な薬物療法の導入も検討してみましょう。片頭痛の発作を軽減するための薬や、発作予防のための薬がありますが、これらは医師の指示に従って使用することが重要です。

最後に、補助療法や代替療法も検討してみてください。鍼治療やマッサージ、漢方薬など、片頭痛の治療に有効な補助的なアプローチがあります。自分に合った方法を見つけるために、さまざまな選択肢を試してみることが大切です。

片頭痛という慢性的な問題に立ち向かうことは決して簡単ではありませんが、適切な治療法を見つけることで、生活の質を向上させることができます。自分に合った治療法を見つけるために、積極的に医師とコミュニケーションを取り、様々なアプローチを試してみてください。以下に具体的なアプローチを記載しておきます。参考になれば幸いです。

院長

 

院長が考える片頭痛と気象病のアプローチ

最近、頭痛がひどくて、何をしても楽にならないんです。毎日のように頭がズキズキして、集中できない。仕事中に突然襲ってくる頭痛が、本当に辛い。薬を飲んでも、一時的に楽になるだけで、またすぐに痛みが戻ってくるんだ。家族との時間も、友達との楽しい予定があっても、頭痛があると行けなくなるから困ってしまう。何度も医者に行ってみたけど、改善の兆しが見えないのです。そんな方もいらっしゃるのではないのでしょうか?または、大なり小なりズキズキした頭痛を感じたこともあるのではないでしょうか?どのように対処していけばよいのでしょうか?

 

神経内科や頭痛専門医の受診

片頭痛の治療に特化した専門医の受診を検討してください。専門医は、症状の原因をより詳細に評価し、適切な治療法を提案してくれます。片頭痛の問題を解決してくれるかもしれません。

薬物療法の見直し

現在の治療が効果的でない場合、薬物療法の見直しを行う必要があります。新しい薬や、既存の薬の組み合わせなど、より効果的な治療法が見つかるかもしれません。

 

生活習慣の改善

ストレスや睡眠不足などの生活習慣が症状に影響を与える可能性があります。規則正しい生活リズムを確保し、ストレスを軽減するための方法を見つけることが大切です。

栄養や運動

バランスの取れた食事や適度な運動は、身体の健康をサポートし、片頭痛の症状を軽減するのに役立ちます。栄養士や理学療法士に相談して、適切なアドバイスを受けることも考えましょう。

 

ストレス管理

ストレスは片頭痛や吐き気を悪化させる要因の一つです。ストレスを管理するための方法を学び、日常生活に取り入れてみてください。リラクゼーション法やマインドフルネスなどが有効です。

 

天候の変化に伴う片頭痛

天候の変化に伴う片頭痛、吐き気、めまいの症状は、気象病や気象感受性に関連している可能性が高いです。これらは気圧の変化により自律神経が影響を受けることで起こる症状です。メンタルクリニックでの治療に加えて、以下の対策を試すことをお勧めします。

 

1)    環境調整

室内の湿度や温度を一定に保つ。気圧が急激に変化する日は、なるべく身体に負担をかけないようにする。

 

2)    適切な薬物療法

 片頭痛がひどい場合は、医師の指導のもとで鎮痛薬の調整を行います。 めまいや不快感が強い場合、抗めまい薬の使用を検討します。

4)    補助療法

耳のマッサージや、自律神経のバランスを整えるための鍼治療を受けることも検討してみてください。

5)    タイミングを理解する

気圧が下降し始めるときに頭痛が発生することが多いので、発生のタイミングを理解する。気圧の変化が血管に影響を与え、血流が変化するためと考えられています。

 

6)痛みの性質を理解する

片側に限定されることが多いのは一般的な片頭痛と同じですが、気象病の場合、頭痛が長引くことがあります。また、痛みが拍動感を伴うことが一般的です。作用時間が長い治療薬または漢方で軽減することがあります。

 

7)関連症状を理解する

頭痛の他に、吐き気、めまい、光や音に対する過敏性が伴うこともあります。

 

8)治療

気象病による片頭痛は、予防が重要です。気圧の変化が予想される日には、事前に薬を服用する、十分な水分を取る、適切な休息を取るなどの対策が有効です。気象病と片頭痛が気象条件によって引き起こされる可能性があります。気象病に伴う片頭痛の特徴は、気圧の変動によって引き起こされることが挙げられます。特に低気圧の接近や気圧が急激に変化するときに症状が現れやすいとされています。気象病による片頭痛が疑われる場合は、医師と相談し適切な治療計画を立てましょう。

急性期治療

  • 発作が起こった際に痛みを和らげるための薬です。一般的な薬には、鎮痛剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリン)、トリプタン(サミトリプタン、ラザミグリプタンなど)、抗吐き気薬などがあります。
  • 漢方薬: 一部の人々にとって、漢方薬が片頭痛の症状を和らげることがあります。

 

予防薬

  • 頻繁に発作が起こる場合や重症な場合に処方されます。β遮断薬、カルシウム拮抗薬、抗うつ薬、抗てんかん薬などが一般的です。

 

生活習慣の改善以外の方法

片頭痛の痛みを和らげるために、頭を冷やす方法が効果的な場合があります。以下に、頭を冷やす方法をいくつか挙げます:

 

1)アイスパックや冷却ジェルの使用

アイスパックや冷却ジェルを頭の痛みがある部分に置くことで、血管を収縮させて痛みを和らげることができます。ただし、直接肌に触れる場合は氷や冷たいものを直接触れさせないように、タオルなどで包んでから使用しましょう。

 

2)冷たいタオルの使用

湿ったタオルを冷蔵庫や氷水で冷やし、頭の痛い部分に載せてみてください。これにより、頭の表面の温度を下げて痛みを和らげることができます。

 

3)冷たいシャワーや風呂

頭痛がひどい場合は、冷たいシャワーや浴槽に浸かることで、全身の体温を下げることができます。これにより、血管が収縮し、痛みが和らぐことがあります。

 

4)冷たい飲み物の摂取

氷水や冷たいジュースを飲むことで、口の中や喉を冷やし、頭痛の緩和に役立つことがあります。また、水分補給も忘れずに行いましょう。

 

頭を冷やすことで血管を収縮させ、痛みを和らげる効果が期待できますが、個人差がありますので、自分に合った方法を見つけて試してみてください。また、頭痛が頻繁に起こる場合や重症な場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。

 

カフェイン効果

片頭痛の痛みを和らげるために、カフェインを利用する方法があります。カフェインは、血管を収縮させることで頭痛を軽減する効果があります。以下に、カフェインを利用する方法をいくつか挙げます:

1)カフェイン含有の薬剤の使用

片頭痛の発作が始まったときや痛みがひどいときに、カフェインが含まれている市販の頭痛薬を使用することができます。カフェインは、他の成分と組み合わさることで痛みの軽減効果を高めることがあります。

 

2)コーヒーや紅茶の摂取

片頭痛の痛みが始まったときに、コーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲み物を摂取することが効果的です。カフェインは、血管を収縮させる作用があるため、頭痛を軽減することができます。しかしながら、過剰なカフェイン摂取は片頭痛の誘因となることがあります。

注意点

カフェインは中枢神経刺激薬であり、摂取量が過剰になると不快感や興奮、不眠などの副作用が現れる場合があります。適切な量を摂取することが重要です。

片頭痛の痛みを和らげるためにカフェインを利用する場合、個々の体質や症状に合わせて適切な方法を選択することが重要です。また、頭痛が頻繁に起こる場合や重症な場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。

 

場所の効果

片頭痛の痛みを和らげるために、静かな場所で休むことは非常に重要です。特に音が片頭痛の誘因になる場合は、以下の方法を試してみることが役立ちます:

1)音を遮断する

音が片頭痛の誘因になる場合は、イヤープラグやノイズキャンセリングヘッドフォンなどを使用して外部の音を遮断しましょう。静かな環境を作ることで、痛みの感じ方が変わる場合があります。

 

2)静かな部屋で休息する

片頭痛の発作が始まったら、できるだけ早く静かな部屋に移動し、目を閉じて休息しましょう。音が少ない環境でリラックスすることで、痛みの強さが和らぐことがあります。

 

片頭痛の痛みを和らげるためには、静かな場所での休息が非常に有効です。音が片頭痛の誘因になる場合は、外部の音を遮断することやリラックス法を試してみることで、痛みを軽減できるかもしれません。

 

 

光の遮断効果

光が片頭痛の誘因になる場合、光を遮断することが痛みを和らげる重要な方法です。以下に、光を遮断する方法をいくつか紹介します

 

1)暗い部屋で休む

片頭痛の発作が始まったら、できるだけ早く暗い部屋に移動しましょう。暗い環境では瞳孔が収縮し、光の刺激が軽減されます。これにより、痛みが和らぐことがあります。

2)カーテンやブラインドを閉める

室内の明るい光を遮断するために、カーテンやブラインドを閉めて外部の光を遮断しましょう。特に発作中は、部屋を暗くすることで痛みの強さが軽減されることがあります。

3)サングラスを着用する

野外での光刺激を軽減するために、サングラスを着用することが効果的です。特に強い光が入る場所にいる場合は、暗いレンズを持つサングラスを選ぶとより効果的です。

 

4)フィルター付き眼鏡を使用する

特定の波長の光を遮断するフィルターが付いた眼鏡を使用することで、光による刺激を軽減できます。これらの眼鏡は、片頭痛の発作を予防するのに役立ちます。

5)画面フィルターを使用する

コンピューターやスマートフォンの画面から発せられるブルーライトなどの光刺激を軽減するために、画面フィルターを使用することが有効です。これにより、光による刺激を減らし、片頭痛の発作を軽減することができます。

光が片頭痛の誘因になる場合は、光を遮断することが重要です。暗い部屋で休むことや、カーテンやサングラスを使用して外部の光を遮断することで、痛みを和らげることができます。また、画面フィルターや特殊な眼鏡を使用することで、光刺激を軽減することもできます。

 

適切な睡眠環境を整える

片頭痛の発作が起きやすい場合は、睡眠環境を整えて静かな部屋で十分な睡眠を取ることが重要です。暗い部屋や静かな環境で眠ることで、痛みを予防することができます。

 

1)快適な寝具を使用する

適切な枕やマットレスを選び、自分に合った寝具を使用します。寝具が体にフィットし、首や背中の痛みを軽減することが重要です。

 

2)適切な寝室の温度

寝室の温度を快適なレベルに保ちます。寒すぎると筋肉が緊張しやすくなりますが、暑すぎると睡眠の質が低下します。適切な温度は個人によって異なりますが、一般的には18〜22度程度が推奨されています。

3)適切な照明

寝る前には明るい照明を避け、リラックスできる柔らかな照明を使用します。就寝前にスマートフォンやパソコンの画面から出るブルーライトも避けることが重要です。

4)静かな環境

静かな環境を確保します。騒音があると、睡眠の質が低下し、頭痛のリスクが高まります。パートナーのいびきが頭痛の原因になるかもしれません。

 

5)睡眠の規則正しいリズム

 睡眠の規則正しいリズムを保つことが重要です。毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きるように心がけます。不規則な睡眠パターンは片頭痛の誘因になる可能性があります。

これらの方法を試して、より快適な睡眠環境を整えることで、片頭痛の頻度や重症度を軽減できるかもしれません。ただし、症状が持続する場合や重症な場合は、医師に相談することをお勧めします。

 

最後に

最近、頭痛がひどくて、何をしても楽にならない、毎日のように頭がズキズキして、薬を飲んでも、一時的に楽になるだけで、またすぐに痛みが戻ってしまう、何度も医者に行ってみたけど、改善の兆しが見えない。そんな頭痛に悩む方や、ズキズキした頭痛を感じたこともあるけど病院に行くほどでない、どのように対処していけばよいのか分からないと思います。僕なりのポイントでまとめました。頭痛が頻繁に起こる場合や重症な場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。片頭痛に困っている方にこの情報が届きますように。

 

田園都市高血圧クリニック

院長 米山 喜平

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