お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

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お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

相談内容

50代女性。2ヶ月前くらいから週に12回、早朝に頭痛で目覚めることがあり、後頭部と首から背中の肩甲骨あたりまで凝りがあるような痛みがあります。その時に血圧を測定すると、上が160台、下が100台でした。痛み止めを服用すると頭痛は治まるものの、その後3時間ほど30分置きに測定したところ、上が140台、下が90台、そして、130台と80台となりました。普段は時々140/80台となることがありますが、100前後/70前後が多いです。考えられるとしたらどのような病気が考えられるでしょうか?また、脳の検査をした方が良いでしょうか?

米山先生からの回答

ご相談いただきありがとうございます。早朝に頭痛で目覚めることがあり、後頭部と首から背中の肩甲骨あたりまで凝りがあるような痛み、早朝の頭痛と血圧の変動について心配されていること、お察しいたします。血圧と頭痛の関係の可能性もありますが、整形外科的な問題の可能性もあります。実際には、血圧と内科的、整形外科的な痛みが混在することが多いです。以下に考えられる可能性と対策についてご説明いたします。

頭痛の場所と関連する疾患

以下に、頭痛の発生部位ごとに考えられる主な疾患をまとめます。

後頭部の頭痛

高血圧性頭痛: 血圧が上昇している時に発生。特に朝方に多い。

頚椎症: 頚椎の変性によって神経や血管が圧迫される。

頚椎椎間板ヘルニア: 頚椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫する。

緊張型頭痛: 首や肩の筋肉の緊張による頭痛。

側頭部の頭痛

片頭痛: 偏側性のズキズキする痛み。光や音に敏感になることが多い。

緊張型頭痛: 筋肉の緊張による頭痛で、側頭部に痛みが広がることがある。

顎関節症: 顎の異常が原因で側頭部に痛みが広がる。

前頭部の頭痛

副鼻腔炎: 副鼻腔の感染や炎症による痛み。

緊張型頭痛: 前頭部にも痛みが広がることがある。

眼精疲労: 長時間の読書やコンピュータ作業による目の疲れが前頭部に痛みを引き起こす。

眼の周囲の頭痛

片頭痛: 眼の周囲に痛みを感じることがある。

群発頭痛: 片側の眼の周囲に強い痛み。涙や鼻水を伴う。

顎関節症: 眼の周囲にも痛みが広がることがある。

頭全体の頭痛

緊張型頭痛: 頭全体に締め付け感を感じる。

二日酔い: アルコール摂取後の脱水や血管拡張による頭痛。

感染症: インフルエンザや風邪などによる全身症状の一環としての頭痛。

高血圧性頭痛

特徴: 血圧が上昇している時に起こる頭痛。特に朝方に血圧が高くなることが多いです。

症状: 後頭部の圧迫感や痛み。

 

緊張型頭痛

特徴: ストレスや筋肉の緊張による頭痛。首や肩の凝りが関連することが多いです。

症状: 頭全体の締め付け感、首や肩の凝りを伴う痛み。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

特徴: 睡眠中に呼吸が一時的に停止するため、酸素不足となり頭痛が生じることがあります。

症状: 朝の頭痛、日中の眠気、いびき。

 

片頭痛

特徴: 特定の条件下で発生し、周期的に繰り返されることが多いです。

症状: 偏側性のズキズキした痛み、光や音に敏感になる、吐き気。

 

群発性頭痛

特徴: 夜間や早朝に突然の激しい痛みが襲い、数週間から数ヶ月続く。

症状: 一側性の眼の周囲の激痛、涙目や鼻水。

 

脳血管疾患

特徴: 血圧が高くなることで脳血管に負担がかかり、頭痛が生じることがあります。

症状: 突然の激しい頭痛、意識障害、麻痺などの神経症状。

 

頭蓋内圧亢進症

特徴: 頭蓋内の圧力が上昇することで頭痛が生じます。

症状: 朝の頭痛、吐き気、視力障害。

 

脳腫瘍

特徴: 脳内に腫瘍が存在する場合、頭蓋内圧の上昇や腫瘍による直接的な圧迫で頭痛が生じます。

症状: 朝の頭痛、吐き気、意識障害、局所的な神経症状。

 

脳の検査について

頭痛と高血圧の背景には、まれに脳の問題が潜んでいる可能性もあります。特に以下のような場合には、脳の検査(MRICTスキャン)を検討することが望ましいです

  • 頭痛が急に始まった
  • 頭痛の性質がこれまでと違う
  • 意識障害や神経症状(視覚異常、麻痺など)が伴う
  • 頭痛が非常に強く、日常生活に支障をきたす

 

首と肩こり頭痛と整形外科疾患

頚椎症

特徴: 頚椎(首の骨)の変性によって神経や血管が圧迫されることによる頭痛。

症状: 首や肩の痛み、腕や手のしびれ、頭痛が後頭部から始まり、前頭部に広がることがあります。

頚椎椎間板ヘルニア

特徴: 頚椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫することで生じる頭痛。

症状: 首の痛み、腕や手のしびれや筋力低下、後頭部の痛み。

緊張型頭痛

特徴: 筋肉の緊張やストレスによる頭痛で、首や肩の筋肉が硬くなることが関係しています。

症状: 頭全体の締め付け感、首や肩のこり。

後頭神経痛

特徴: 後頭神経(大後頭神経、小後頭神経)が圧迫されたり、炎症を起こしたりすることで生じる頭痛。

症状: 頭の後ろから側頭部、前頭部にかけての鋭い痛み、触れると痛みが増すことがあります。

顎関節症

特徴: 顎関節の異常によって生じる頭痛で、咀嚼筋や顎関節の問題が関与します。

症状: 顎の痛みやこわばり、耳の痛み、頭痛が側頭部や後頭部に広がることがあります。

頸性頭痛(Cervicogenic Headache

特徴: 頸部の異常が原因で生じる頭痛。頸椎の関節や筋肉、神経が関与しています。

症状: 一側性の頭痛、首の動きで痛みが悪化する、首や肩の痛み。

肩甲上神経痛(Suprascapular Nerve Entrapment

特徴: 肩甲上神経が圧迫されることで生じる頭痛。

症状: 肩甲骨周囲の痛み、首や肩から後頭部にかけての痛み。

頚椎脊柱管狭窄症

特徴: 頚椎の脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで生じる頭痛。

症状: 首の痛み、腕や手のしびれや筋力低下、後頭部の痛み。

 

まくらが合わない

枕が首こりや肩こりの原因になっている可能性も考えられます。適切な枕を使用することで、首や肩の負担を軽減し、頭痛の予防にもつながることがあります。

適切な枕の選び方

高さの調整: 枕の高さは、仰向けや横向きで寝る際に首と背骨が一直線になるように調整するのが理想です。高さが合っていない枕は、首や肩に過度な負担をかけます。

硬さの調整: 柔らかすぎる枕は頭が沈み込み、首や肩に負担をかけるので、適度に硬い枕を選ぶことが重要です。硬めの枕で頭と首をしっかりと支えるものが理想です。

形状の選び方: 首のカーブにフィットする枕を選ぶことが重要です。特に、首と肩のラインに合わせた形状の枕が適しています。

次のステップ

クリニック受診: 詳細な問診と身体検査を行い、必要に応じて血圧管理の見直しや頭痛の治療を相談することができます。また、必要に応じて神経内科や脳神経外科への紹介もしてもらえると思います。血圧などを相談できる一般内科、脳の検査ができる神経内科や脳神経外科、そして、整形外科学の受診も必要かもしれません。まずは、受診をして相談しましょう。

 

田園都市高血圧クリニックからの頭痛、肩こり治療

田園都市高血圧クリニックでは、以下の相談が可能です。

  • 画像クリニック連携: 徒歩3分で脳CT、MRIが可能です。
  • 循環器内科・代謝内科: 血圧の相談ができる専門医がおります。
  • 無呼吸症候群の治療: 無呼吸症候群による頭痛の場合でも、治療が可能です。
  • 脳神経外科: 脳神経を専門とする脳神経外科医が診察いたします。
  • 整形外科: 首こり肩こり専門の整形外科医(脊椎頸椎専門医)もおります。
  • お医者さんのまくら外来まくらの相談ができます。

また、必要に応じて他院への紹介も可能です。

 

最後に

田園都市高血圧クリニックは、住民の様々な問題解決をしていくクリニックです。頭痛や肩こりに悩まれる方が多く、私たちも一生懸命に勉強して「まくら」の相談もできるようになりました。これからも、皆さまの身体に関する悩みを改善するために日々勉強していきたいと思います。

院長

院長があなたのお悩みにお答えします。
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例えば、38℃の熱が出たのですが、このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか?
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