お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

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お悩み相談|田園都市高血圧クリニック かなえ|たまプラーザ駅南口より徒歩1分の内科・循環器内科

相談内容

40代女性。コロナ陰性でした。熱と喉、咳が出ます。インフルエンザの症状ってどんなですか? インフルエンザは流行っていますか? いつまで自宅待機ですか? 家族にうつらない方法がありますか?

米山先生からの回答

インフルエンザ

インフルエンザ感染症に関しての質問ありがとうございます。田園都市高血圧クリニック院長の米山喜平です。はい、2023年(令和5年)インフルエンザ感染症が流行っております。簡単にインフルエンザ感染症を説明します。インフルエンザウイルスによる感染症で、通常の風邪よりも重い症状がでます。おおよそ4日前にインフルエンザウイルスにうつった可能性があり(潜伏期間)、高い発熱や咳、筋肉痛、鼻水などを中心とした症状がでます。インフルエンザの隔離期間は「発症後5日間かつ解熱した後2日を経過するまで(幼児では3日)自宅待機」です。新型コロナウイルス感染症もインフルエンザ様の症状を起こすこともあり、症状だけで見分けるのは困難です。新型コロナウイルス感染症であれば新型コロナウイルス感染症の治療をします。インフルエンザであればインフルエンザの治療をします。つまり、診断によって、飲むお薬が変わるのです。「インフルエンザと新型コロナを同時に判別する同時キット」を使って、みなさんの負担が少なくなるように配慮している医療機関が多いです。インフルエンザは、おおよそ7日の経過でゆっくり軽快しますが重症例もあり注意が必要です。感染予防で効果が高いのがインフルエンザワクチンです。2023年10月より摂取できます。ご希望の方は、全国的に数に限りがございますので早めに対応をお願いいたします。

 

インフルエンザ流行

例年冬の12月から3月頃に流行しますが、2023年(令和5年)インフルエンザ感染症がすでに9月の時点で流行しております。当院のコロナインフルエンザ同時キットでは、おおよそ半数がコロナウィルス感染症、半数がインフルエンザとなっております。インフルエンザA型圧倒的に多いですが、インフルエンザB型の方もおります。インフルエンザウイルスは世界的に循環しており、温帯地域では季節的な流行を、熱帯・亜熱帯地域では長期にわたる流行や通年の罹患を引き起こします。1918年のインフルエンザ・パンデミックでは、1年以内に世界中で5,000万人から1億人が死亡し、記録されている人類の歴史上、最も致命的な出来事が起こりました。インフルエンザの発生動向や関連する指標の動向が例年と大きく変わりました。

 

インフルエンザ症状はどんな症状ですか?

  • 38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。通常の風邪よりも重い症状がでます。
  • 発熱(通常38度以上の高熱が主体です)
  • 頭痛
  • 筋肉痛や体の痛み
  • 咳や痰
  • 鼻水
  • だるさ
  • 嘔吐や下痢(成人よりも子供の方がよく見られます).
  • 特に、インフルエンザで多くなる症状としては、急激な発熱と咳と鼻づまりです。

インフルエンザと普通の風邪はどう違うのですか?

風邪は様々なウイルスによって起こります。普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心です。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することも少ないです。一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる感染症です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴で、普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も出現します。お子様ではまれに急性脳症、、高齢の方や免疫力の低下している方は肺炎を伴う等、重症になることがあります。

図 インフルエンザA 咽頭後壁に円形と半球形のリンパ濾胞が多数認められる(白矢印)。August 2015Postgraduate Medical Journal 91(1078)より引用

 

インフルエンザの症状と新型コロナウイルスとの違いは何ですか?

新型コロナウイルス感染症との鑑別が非常に困難です。新型コロナは非常に多彩であり、ほとんど症状がない方もいる一方、喉の痛みが強くてご飯も食べられない方が多いです。新型コロナもインフルエンザのような「急な高熱と筋肉痛や咳」で発症される方もいますので、その場合は症状のみで鑑別するのは非常に困難です。両者の鑑別が困難であり、当院ではあらかじめ「インフルエンザと新型コロナを同時に判別する診断キット」を使って診断しています。

インフルエンザの検査とは?

 臨床症状と徴候の組み合わせでは、インフルエンザ罹患を十分に予測することはできないと報告されており、インフルエンザウイルス感染を確認するための検査が必要となります。インフルエンザの検査は15分で診断できる抗原検査を行います。ウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法のことです。

インフルエンザ感染症とコロナ感染症が同時に検査できます

 

インフルエンザの検査を受けるタイミングは?

インフルエンザの検査を受けるタイミングは、発熱などの初期症状が現れてから12時間以降、48時間以内がお勧めです。ウイルス排出は症状に12~24時間先行しますが、この症状発現前の期間ではウイルス量は通常低いです。ウイルスの排出は発病時に最大となりになります。早く診断がついて治療できた方が回復しやすい傾向にあります。

 

インフルエンザが心配で早めに病院にきてもよいですか?

はい、大丈夫です。しかし、あまりにも早い段階で来院してインフルエンザの検査をしても検査が陰性になります。この場合には、翌日に再度受診していただきます。インフルエンザの検査を行い陽性になる例がとても多いです。一方で、早い段階で来院されインフルエンザが陽性になる方やコロナが陽性になる方もおります。僕でしたら早めに受診します。病院の診療時間や休診日などで遅めの受診になるよりも、早めに受診して対応したいからです。

 

インフルエンザの検査を受けないとどうなりますか?

インフルエンザの検査を受けないと、ウイルスに合わせた治療ができなくなります。仮にインフルエンザであっても、検査をしなければ医師は症状や身体所見からインフルエンザと断定するのが困難であるため、抗インフルエンザ薬を処方できません。通常の風邪の対症療法のお薬が処方されます。また、風邪症状に効果の期待できない抗生剤の処方を希望される方がおりますが、インフルエンザの検査をすることで、不必要な抗菌薬の使用を減らせる可能性もあるのです。不要なお薬は飲んで欲しくないです。

 

インフルエンザの検査をしなくてよい場合がありますか?

はい。あります。みなし陽性の場合です。検査をせずに、診察所見と流行状況(兄弟、家族、クラスの陽性者)からインフルエンザと診断することもあります。感染経路がおえる、症状が類似している、他の感染者が検査を受けてインフルエンザと診断されているなどが診断のポイントです。医療機関でご相談ください。

 

インフルエンザにどうやって感染するのですか?

インフルエンザは主に、咳やくしゃみによって発生する粒子の大きな呼吸器飛沫によって人から人へ飛沫感染します。大粒子の飛沫は一般に空気中を短距離しか移動しないため、感染には密接な接触が必要になります。ウイルスに汚染された物に触れたり、粘膜に触れたりすることによる間接的な接触でも、インフルエンザは感染します。

  • 飛沫感染……感染している人の咳・くしゃみにより発生した飛沫を吸い込む
  • 接触感染……感染した人が触った直後のドアノブなどに触り、そのまま目、鼻、口に触る

 

インフルエンザにいつ感染したの?

感染してから症状が出るまでの期間はおおよそ2〜5日となっています(インフルエンザ 潜伏期間)。感染しても症状を引き起こさないこともあります(不顕性感染)。通常は鼻、口、目の粘膜から感染するこが多いです。手についたウイルスで顔をいじって粘膜から感染します。また、飛沫感染で感染力が強いため、流行が始まると短期間で感染が拡大します。

 

インフルエンザの治療薬は?

インフルエンザウイルスに効果があるのは以下です。

  • ゾフルーザ(バロキサビル) 内服薬
  • タミフル(オセルタミビル)内服薬
  • リレンザ(ザナミビル)吸入薬
  • イナビル(ラミナミビル)吸入薬
  • ラピアクタ(ペラミビル)点滴注射薬(当院では点滴はございません)

※インフルエンザに抗生剤は効果がありません。

 

インフルエンザ症状に使用される医療用漢方薬

症状や状態にあわせ医療機関によっては、漢方薬を処方する場合もあります。処方される漢方薬は「麻黄湯(まおうとう)」です。麻黄湯はインフルエンザの増殖抑制ではなく、インフルエンザに対抗する人の免疫機能を促進してサイトカインなどを適性化する役目があります。ウイルス感染に対する濃度依存性の抑制効果として桂皮(ケイヒ)が、サイトカインの産生抑制の効果として桂皮と麻黄が、免疫賦活作用として杏仁(キョウニン)と甘草(カンゾウ)が含まれており、特に感冒やインフルエンザ急性期の使用に向いているとされています。

 

インフルエンザにかかったときは麻黄湯

麻黄湯の主薬である麻黄にはエフェドリン類が含まれており、交感神経刺激作用がありますので、その薬理作用を十分に承知の上、証に随って適性に使用して下さい。高血圧、虚血性心疾患、心不全、不整脈、緑内障、前立腺肥大症を有する患者には特に注 意が必要です。

 

風邪をひきたくない予防に用いる漢方

補中益気湯(若い人)と人参養栄湯(虚弱・ご高齢)です。

 

 

インフルエンザはいつまで自宅待機ですか?

インフルエンザ陽性になった場合の隔離期間は、原則「発症後5日間かつ解熱した後2日を経過するまで(幼児では3日)自宅待機」と学校保健安全法施行規則で定められており、勤務もそれに準じて出勤停止としている会社が多いと思います。

※症状と治療経過によります

インフルエンザの異常行動による転落等の事故を予防するためどのようなことに注意がすればよいでしょうか?

インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が報告されています。小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いことが知られています。

  •  玄関や全ての部屋の窓の施錠を行う
  •  ベランダに面していない部屋で寝かせる
  •  窓に格子のある部屋で寝かせる
  •  できる限り1階で寝かせるなどがあります

※解熱までの最低2日間しっかり付き添って下さい。

 

インフルエンザの異常行動ってどんな行動ですか?

  • 突然立ち上がって部屋から出ようとする
  • 興奮して窓を開けてベランダに出て、飛び降りようとする
  • 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
  • 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
  • 変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る
  • 突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする。
  • うわごと「怖い怖い」「虫が」、意識混濁、幻覚、妄想などです。

 

インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?

  1. 流行前のワクチン接種
  2. 流水・石鹸・アルコール製剤によるの手洗い等(インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です)
  3. 適度な湿度の保持(空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です)
  4. 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取(体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう)
  5. 外出を控える(人混みや繁華街への外出を控えましょう)
  6. 室内ではこまめに換気をする(新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です)

 

換気の留意点はありますか?

台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。以下に注意点をまとめます。

  1. 対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。
  2. 窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置する。
  3. 窓開けで室内温度が低くなってしまいます。冬は暖房器具を使用しながら、換気を行う。
  4. 暖房器具の近くの窓を開けると、入ってくる冷気が暖められるので、室温の低下を防ぐことができます。
  5. 短時間に窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が、室温変化を抑えられます。
  6. 人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効です。
  7. 室温を18℃以上に維持しようとすると、窓を十分に開けられない場合には、換気不足を補うために、HEPAフィルタよるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。

 

 

インフルエンザ予防接種をした方がいいですか?

2023年10月よりインフルエンザ予防接種が開始されています。インフルエンザウイルスのA型及びB型株を発育鶏卵で培養し、増殖したウイルスを感染力をなくしたものです。これを不活化ワクチンといいます。インフルエンザワクチンでインフルエンザを発症することはありません。インフルエンザワクチンの予防効果は接種後2週間くらいから現れはじめます。今年は9月の時点で流行しているため、通年よりも速やかに摂取することが望ましいです。

 

インフルエンザワクチンの接種が推奨される人は?

  • 65歳以上の方
  • 慢性呼吸器疾患(気管支喘息や COPD など)の方
  • 心血管疾患(高血圧単独を除く)の方
  • 慢性腎・肝・血液・代謝(糖尿病など)疾患の方
  • 神経筋疾患(運動麻痺、痙攣、嚥下障害を含む)の方
  • 免疫抑制状態(HIV や薬剤によるものを含む)の方
  • 長期療養施設の入所者
  • 著しい肥満の方
  • がん疾患の方

※妊婦の方はご担当の先生にお尋ねください

 

インフルエンザワクチンを接種しない方がよい人がいますか?

以下の方はおすすめいたしません

  • 接種時に発熱がある方
  • 今、急な病気にかかっている方(急性心筋梗塞、急性胃腸炎など)
  • インフルエンザワクチンでアナフィラキシーになったことがある方
  • 上記以外で、予防接種を行うことのリスクが高い方

卵アレルギーの方は「絶対に接種してはいけないわけではありません」。なぜ卵アレルギーとインフルエンザワクチンのことを言うかというと、インフルエンザの製造に卵を使用しているからです。たまごアレルギーの重症度にもよります。重症なたまごアレルギーの方はお勧めいたしません。

 

インフルエンザと診断されました喉がいたいですどのようにすればいいですか?

過去にまとめましたので下をクリックください。

お薬をもらっても喉が痛いときの対処法

 

インフルエンザと診断されました自宅ではどのようにすればいいですか?

  1. 必要に応じて休息し、十分な睡眠をとる。
  2. 医療従事者の指示に従い、仕事や学校を休む
  3. 医療機関を受診する場合を除き、薬を飲まずに24時間熱が下がるまで外出は避ける
  4. 経口補水液(OS1)を飲む。これは薬局や小売店で売られている飲み物です。
  5. 尿が淡い黄色を保つのに十分な量の水分を摂る
  6. 消化のよい食品を少量食べる。例)バナナ、アップルソース、米、トースト、クラッカーなど
  7. エナジードリンク、スポーツドリンク、ソーダなど、糖分やカフェインを多く含む飲み物は避ける。
  8. アルコールは避ける
  9. 辛いものや脂っこいものは避ける

 

他にも家で工夫できる感染対策はありますか?

接触感染を予防するために家の中で行える工夫や面白いアイデアを以下に示します

  1. 手洗いの徹底: インフルエンザやノロウイルス感染を予防するために、家に帰ったらすぐに手を洗う習慣を徹底しましょう。手洗いは最も効果的な感染予防策の一つです。
  2. 共有物の清潔化: 家族やルームメイトと共有するもの(リモコン、電話、キッチン用具など)は、定期的にアルコール消毒などで清潔に保ちましょう。
  3. 肘でのドア開け: ドアノブは多くの手が触れる場所です。肘を使ってドアを開けたり閉めたりすると、手での接触を減らせます。
  4. 紙タオル: 家の中に使い捨ての紙タオルを置いておくと、手を洗ったり拭いたりするときに便利です。再利用可能なタオルは頻繁に洗濯しましょう。
  5. 紙皿と紙コップ: 家族やルームメイトと食事を共にする場合でも、各自に個別の食器やコップを用意しましょう。共有の食器を減らすことで感染リスクを低減できます。
  6. 宅配サービスの利用: 食料品や必需品は宅配サービスを活用し、外出を最小限に抑えましょう。
  7. 家の換気: 定期的に窓を開けて家の換気を行い、新鮮な空気を取り入れましょう。密閉された空間はウイルスの感染拡大リスクが高まります。
  8. 情報収集: 最新の感染予防情報を追跡し、家族やルームメイトに共有しましょう。正しい知識を持つことが感染予防に役立ちます。
  9. 衣服の管理: 外から帰ったら、外で来ていたコートを玄関で脱ぎ、屋内にコートを持ち込まないことで、外部からのウイルスを家に持ち込むリスクを減らせます。
  10. トイレの注意: トイレのフタを閉めてから水を流すと、トイレから飛び散る微小な粒子を抑えられます。また、トイレ後は手をよく洗いましょう。
  11. リモート訪問: 友人には、リモート通信ツールを使用してコミュニケーションをとりましょう。対面での接触を避けることが大切です。
  12. LINEで会話:家の中でLINEを用いてコミュニケーションをとると、対面での接触を避けることができます。
  13. リモートワーク: 可能な場合、リモートワーキングを導入してオフィスへの通勤を避けることで、接触感染のリスクを軽減できます。
  14. 家族の健康チェック: 定期的に家族の健康状態をチェックし、症状がある場合は速やかに医療機関と連絡を取りましょう。

最後に

いろいろインフルエンザについて調べているうちにとても興味深い感染対策がありました。それは、”感謝の手紙を出す”でした。医療従事者や教育者、公共サービスの提供者に感謝の手紙を書いて送り、感謝の気持ちを伝えることらしいです。家族や友人、医療機関と一緒に取り組むことで、連帯感を高め、健康を守っていくものだと、改めて勉強させてもらいました。感染パンデミックの厳しい医療情勢ではあります。当院は地域の健康を守る医療機関として、お断りすることなく診察を続けていきます。自身が感染するかもしれない中でも、発熱の診察を続けてくれるスタッフに感謝いたします。ありがとうございます。インフルエンザなどの感染症は、「かからない」「予防する」ということが大切です。インフルエンザが減ることで、インフルエンザウイルス感染によって重症化する方も必然的に減っていきます。もし、インフルエンザにかかってしまったかなと思ったら、意識状態は悪くないか、水分はとれているか、痙攣はな いか、顔色は悪くないかなどの重症化の兆候がないかをしっかりと判断してください。しっかりと水分摂取し、休養を取ることが早期回復につながることを忘れないようにしてください。2023年9月コロナもインフルエンザが流行しております。

院長

 

【参考文献】

  1. Murray & Nadel’s Textbook of Respiratory Medicine, 47, 634-645.e9
  2. Newman L.P., Bhat N., Fleming J.A., Neuzil K.M.: Global influenza seasonality to inform country-level vaccine programs: an analysis of WHO FluNet influenza surveillance data between 2011 and 2016. PLoS One 2018; 13: pp. e0193263.
  3. Grohskopf L.A., Sokolow L.Z., Broder K.R., Walter E.B., Fry A.M., Jernigan D.B.: Prevention and control of seasonal influenza with vaccines: recommendations of the advisory committee on immunization practices–United States, 2018–19 Influenza Season. MMWR Recomm Rep 2018; 67: pp. 1-20.
  4. Morens D.M., Taubenberger J.K.: Making universal influenza vaccines: lessons from the 1918 pandemic. J Infect Dis 2019; 219: pp. S5-S13.
  5. Influenza, Adult: Interactive Patient Education. Published August 31, 2023. Elsevier Patient Education © 2023 Elsevier Inc..
  6. July 2016Postgraduate Medical Journal 92(1091):postgradmedj-2016-134271
  7. August 2015Postgraduate Medical Journal 91(1078)

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