脂肪量・筋肉量・基礎代謝量
脂肪量・筋肉量・基礎代謝量
体組成とは、わかりやすく言うと、からだが何で出来ているかということです。
からだを構成する成分には大きく分けて
です。
脂肪が多すぎたり、筋肉が少なすぎたり体組成が乱れることは生活習慣病や体調の乱れにつながります。
そのため、自分の体組成を体組成計で知ることが健康管理にとって非常に大切なのです。
体組成計の便利な活用の方法は、健康管理、ダイエット(トレーニング)、そして、むくみの測定です。
体の健康を維持するために重要な数値を知ることです。
体脂肪率や筋肉量を測定できます。
健康的にダイエットを行う際に非常に便利です。
当院では豊富な研究実績に基づいた医療機器モデル、TANITA MC-780MA-Nを使用しています。
この機種は、体重証明用に使用可能であったり、水分総合評価(細胞外液、細胞内液測定)ができたり、筋肉や脂肪を部位別に測定が可能です。
実際に、体組成計(TANITAMC-780MA-N)を用いてどんな測定ができるのか?どんな診断ができるのか?解説をいたします。
脂肪と筋肉量から体型を8種類に分けて体型診断をします。
かくれ肥満型:体重が少なめですが脂肪量がとても多く筋肉が少ないタイプ
肥満型:脂肪量が多く筋肉量が平均的なタイプ
かたぶとり型:筋肉量も脂肪量も多いタイプです
運動不足型:脂肪量は中等度で筋肉が少ないタイプ
標準型:脂肪量も筋肉量も標準的なタイプ
やせ型:脂肪量も筋肉量も少ないタイプ
細身筋肉質型:脂肪量が少なく筋肉量が平均的なタイプ
筋肉質型:脂肪量が少なく筋肉量が多いタイプ
自分の体型ってどういう体型か知っていますか?
体の健康を維持するために重要な数値を計測することで健康的にダイエットを行う際に非常に便利です。
体脂肪率とは、体重のうち、「体脂肪の重さ」が占める割合のことです。
体脂肪は、多すぎるのはもちろんですが、少なすぎるのもよくありません。低すぎると体温の低下や筋力の低下(筋肉を分解してエネルギーを作り出すため)を招くこともあります。また、女性の場合はホルモンバランスの異常から、生理不順や早発性閉経を招くこともあります。
肥満は「体脂肪が必要以上に増えた状態」を指します。体脂肪率について世界共通の明確な基準は定められておらず、医療系の大学や、体組織計の製造メーカーが独自の基準で目安となる数値を公開しています。
【タニタ基準】
横スクロールでご確認いただけます。
分類 |
18~39歳 |
40~59歳 |
60~99歳 |
18~39歳 |
40~59歳 |
60~99歳 |
やせ |
10%以下 |
11%以下 |
13%以下 |
20%以下 |
21%以下 |
22%以下 |
-標準 |
11~16% |
12~17% |
14~19% |
21~27% |
22~28% |
23~29% |
+標準 |
17~21% |
18~22% |
20~24% |
28~34% |
29~35% |
30~36% |
軽肥満 |
22~26% |
23~27% |
25~29% |
35~39% |
36~40% |
37~41% |
肥満 |
27%以上 |
28%以上 |
30%以上 |
40%以上 |
41%以上 |
42%以上 |
※但し、妊娠中、人工透析中、むくみ症状がある方は除く。
このように肥満は体重やBMIだけなく体脂肪率で判定します。上記で述べているのは体全体の脂肪率です。
しかしながら、体組成計(TANITA MC-780MA-N)を用いると全体の体脂肪率だけでなく、部位別に脂肪を診断ができます。
お腹の脂肪(体幹部)、左手の脂肪、右手の脂肪、左脚の脂肪、右脚の脂肪というように部位別に脂肪率を診断できます。
体脂肪のうち、内臓のまわりについている脂肪が「内臓脂肪」です。内臓脂肪は、血中に脂肪を増やして脂質異常症を生じさせ、インスリンの働きを邪魔して糖尿病の原因になるなど、生活習慣病と関係が深いことがわかっています。
体脂肪のうち、皮膚の下に蓄積される脂肪が「皮下脂肪」で、体重のうち「皮下脂肪の重さ」が占める割合が「皮下脂肪率」です。
皮下脂肪は、エネルギーをため体温を保つなどの役目を果たしています。お腹だけではなく、二の腕やお尻、太ももなどにつきやすく、必要以上の皮下脂肪の蓄積はプロポーションのくずれの原因となります。
通常の体重計でも体脂肪率の測定は可能です。しかしながら、医療用の体組成計は、体の健康を維持するために健康的にダイエットを行う際や、メタボの改善前後の評価に非常に便利です。
次に、平均の筋肉量を見ていきます。ここでは体重当たりの筋肉の割合(筋肉率)を男女別で調べていきます。
男性の場合
20代 | 44% |
30代 | 37% |
40代 | 34% |
50代 | 31% |
60代 | 29% |
とされます。
一方女性の場合、
20代 | 39% |
30代 | 37% |
40代 | 33% |
50代 | 30% |
60代 | 26% |
となっています。
・筋肉量が減るとエネルギー消費が減るため脂肪が蓄積しやすくなり、さまざまな病気の原因にもなります。
しかしながら、体組成計(TANITA MC-780MA-N)を用いると全体の筋肉量だけでなく、部位別に筋肉量を測定することができます。
お腹の筋肉(体幹部)、左手の筋肉、右手の筋肉、左脚の筋肉、右脚の筋肉というように部位別に筋肉量を診断できます。
体重のうち「骨格筋の重さ」が占める割合のこと。
筋肉には、体を動かすための「骨格筋」、内臓を作っている「平滑筋」、心臓を作っている「心筋」があります。
このうち、運動などによって増やすことができるのは骨格筋だけ。
つまり、骨格筋は運動やダイエットの成果が出ているかどうかを判断する指標になります。
筋肉の左右のバランスがくずれる?
日常生活の中で、筋肉の左右のバランスがくずれることがあります。
箸を使ってご飯を食べたり、鉛筆を持って字を書いたり、自転車に乗る際に決まって左側から乗るなど、左右で筋肉の使用頻度が大きく異なります。
したがって、筋肉の左右のバランスがくずれることがあります。
スポーツ選手では、筋肉の左右のバランスがくずれると、ランニングフォームの崩れやケガに繋がることがあります。
左右どちらかだけ筋肉が肥大化すれば、バランスが悪い体型になってしまいます。
いざバランスの悪い左右の筋肉を一緒に動そうとしたとき、このアンバランスによって、競技のパフォーマンスが低下することもあります。
体組成計は、筋肉量左右バランスを測定することができます。
写真の例は、上肢下肢ともに右型の筋肉量が多くバランスが右に傾いている例です。
医療用の体組成計は、体の健康を維持するために健康的にダイエットを行う際や、メタボの改善前後の評価だけでなく、アスリートにも有用です。
基礎代謝が増えると脂肪が燃えやすく太りにくい体になります。
逆に少ない人は脂肪が燃えにくい体で太りやすいと言われます。
体温維持や呼吸など、生命維持に必要なエネルギー消費のことです。
同じ体重でも筋肉量の多い人の方が基礎代謝は高くなり、筋肉量が減れば1日のエネルギー消費量も少なくなるのです。
基礎代謝が低下してからも、若いときと同様の食生活を続けていると、いわゆる中年太りになってしまいます。
【基礎代謝の基準】
横スクロールでご確認いただけます。
年齢 |
男性 |
女性 |
||
基礎代謝 |
基礎 |
基礎代謝 |
基礎 |
|
18 ~29 |
24.0 |
1550 |
23.6 |
1210 |
30 ~49 |
22.3 |
1500 |
21.7 |
1170 |
50 ~69 |
21.5 |
1350 |
20.7 |
1110 |
70以上 |
21.5 |
1220 |
20.7 |
1010 |
自分の基礎代謝量を知ることで、目的とする体型に向かって生活をすることができます。
・体格指数ともいい、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算されます。
・「Body Mass Index(=体格指数)」の頭文字「B・M・I」をとったもので、体重と身長のバランスをチェックして肥満度を判定する国際的な基準です。以下の計算式から求められます。
BMIが高い人は「25未満」を目指しましょう。
注意)体型診断が筋肉質の方を除く
BMIが20未満の低い方は太る努力しましょう。
【BMI(体格指数)の基準】
|
BMI |
低体重(やせ) |
18.5未満 |
普通体重 |
18.5以上25未満 |
肥満(1度) |
25以上30未満 |
肥満(2度) |
30以上35未満 |
肥満(3度) |
35以上40未満 |
肥満(4度) |
40以上 |
私たちのからだの約60%は水分であり、残りの40%がタンパク質、脂質、無機質などの固形成分から構成されています。このからだの中の水分を体液と呼びます。
体液量の割合は、年齢、性別、脂肪量などにより変化します。
一般に小児では水分量が多く、体重の70~80%を占めています。
高齢者や皮下脂肪の多い女性ではその割合が約50%と少なくなっています。
体液は細胞内液と細胞外液に分けられます。
いわゆるむくみは細胞外に水がたまってしまいます。
細胞内液はエネルギー産生やタンパク合成など、代謝反応に関係しています。
細胞外液は循環血液量を維持し、栄養素や酸素を細胞へ運搬し、老廃物や炭酸ガスを細胞外に運び出す役割を果たしています。
むくみとは、たまってはいけない場所に水が溜まってしまいます。
健康な人にも起こりますが、心臓や血管の疾患によって起こっていることがあるため、注意が必要です。
特に、疲れやすい、食欲不振、咳が出るなどにむくみともなう場合には心臓や血管の病気が疑われるため早急な受診が必要です。
体組成とは、体が何で出来ているか?ということです。
体組成計の便利な活用の方法は、健康管理、ダイエット(トレーニング)、そして、むくみの測定です。
医療機器モデル(TANITA MC-780MA-N)で測定すると、
筋肉が少なすぎたり
脂肪が多すぎたり
むくみ(水分の移動)がわかったり
体型診断
部位別体脂肪率
部位別筋肉量
筋肉左右バランス
基礎代謝量がわかります。
体組成が乱れることは生活習慣病や体調の乱れにつながります。
生活習慣病や体調の乱れは体組成が乱れます。
かといって、測定したらやせるとか 目的な体型になるというものでありません。
測定も自分の体を知っても何もならないかもしれません。
しかし
自分の体の組成、アンバランスを知るだけでいいのです。
人は知るだけで 治したいって思うことがあるからです。
そのため、自分の体組成を体組成計で知ることが健康管理にとって非常に大切なのです。
【TANITA体組成計(自由診療)】
診療内容 |
料金(税込) |
|
体組成計 |
初回 説明あり(5分) |
1,500円 |
2回目以降. . .説明なし |
600円 |
|
2回目以降…説明あり |
1,500円 |
運動習慣を気にしている方、食生活を気にしている方、トレーニングをしている方、体力の低下を感じている方など 6か月、1年毎に計測し健康維持にお役立ていただけたらと思います。