田園都市高血圧クリニックの米山喜平です。お問い合わせいただいた内容について、薬が喉に引っかかり出血し、その後耳鼻科で胃カメラの検査を受け、異常がないことが確認されたとのことですね。消化器内科では唾液の減少が指摘されたそうですね。この状況で、唾液が減少している原因をさらに探るために、どちらの診療科を先に受診するべきかというご質問だと思います。
どちらが先という前に、歯科と内科での違いを理解することが大切かもしれません。
歯科では、口腔内の詳細な検査を通じて、唾液腺の問題や口腔環境を評価することができます。これにより、唾液の減少が口腔内の問題によるものかどうかが明らかになります。
一包で内科では、何らかのお病気で唾液の減少を引き起こす可能性を相談することができます。
内科的な観点から唾液の減少を引き起こす可能性のある病気には、以下のようなものがあります:
- シェーグレン症候群 – 自己免疫疾患の一つで、主に涙腺と唾液腺が影響を受け、乾燥症状が現れます。
- 糖尿病 – 高血糖が長期にわたると、体液のバランスが崩れ、口腔内が乾燥しやすくなることがあります。
- パーキンソン病 – 神経変性疾患であり、体の自動的な機能に影響を及ぼし、唾液の分泌が減少することがあります。
- 免疫系の機能低下により、唾液腺を含む多くの器官が影響を受けることがあります。
- 薬剤副作用 – 特定の薬剤(抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、風邪薬、降圧薬など)が唾液の減少を引き起こすことがあります。
耳鼻科、消化器内科の受診経験があり、次に適切な診療科をお探しの場合、これらの情報を持って歯科の診察を受けることが有益です。歯科での評価後、もし症状が解消されない場合は、内科でこれらの可能性についてさらに詳細な検査を受けることを検討すると良いと思いました。薬が喉に引っかかり出血したとのことで、とても怖い体験をされたことと思います。どうかお大事になさってください。