
お悩み相談
お悩み相談
ご相談いただきありがとうございます。肩甲骨のあたりの不快感、微熱、悪寒といった症状が2年も続いているとのこと、心配の日々をお過ごしのことと思います。いくつかの医療機関を受診されても原因がはっきりせず、ご自身でもどこに相談すればよいか分からない、というお気持ちよくわかりました。
医師の立場から申し上げると、検査結果が正常でも、症状があるという事実は軽く見てはならないと考えています。とくに慢性的な不調は、一つの診療科では捉えきれない複数の要因が絡んでいることも多く、違う専門の医師の視点を得ることが大きな助けになることもあります。「どこに行けばいいのかわからない」と感じたときこそ、複数の医療機関でご相談されることは決して遠回りではありません。むしろ、症状の糸口を探すうえで有効なアプローチです。
当院では、こうした複雑な症状についても、まずは既にお持ちの検査結果をしっかり拝見したうえで、以下のようなプランをご提案できる可能性があります:
追加で必要な検査のご提案(血液検査、画像検査、自律神経検査など)
症状から考えられる疾患の整理と鑑別
状況に応じた治療方針のご相談
専門診療科への紹介(総合診療科、漢方内科、心療内科など)
ご希望の際は、院長(米山)が診療している平日(月・火・水・金)のご受診をおすすめします。これまでの検査結果を可能な限りお持ちいただくと、スムーズな判断につながります。
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)
姿勢や筋肉の過緊張によって、痛みでない違和感や苦しさが起きることがあります。
自律神経失調症/起立性調節障害(OD)
肩甲骨のこわばりや早朝の不快感、体位による改善などは、自律神経の調節異常でも見られます。
心因性の体調不良(身体表現性障害など)
長期のストレスや不安が、身体症状として出現することがあります。
胸椎・頸椎の関節・神経由来の不調
背骨の異常や神経圧迫でも似たような症状が現れることがあります。
内臓疾患の関連痛(肝胆膵・胃・肺など)
稀ですが、内臓の異常が肩甲骨周囲の不快感として現れることもあります。
慢性感染症
慢性炎症性疾患(膠原病、自己免疫疾患など)
自律神経の失調
ホルモンバランスの変化(副腎、甲状腺含む)
慢性疲労症候群や心因性発熱
いま感じておられる不安や体調不良は、きっと簡単に言葉にできないものだと思います。症状が長引くと、「このままずっとよくならないのでは」と思ってしまうかもしれませんが、一歩ずつ進めば、必ず体調は整っていきます。原因がすぐにわからないときこそ、焦らず、一緒に少しずつ糸口を探していくことが大切です。どうか、ご自身の体と心の声に耳を傾けながら、あきらめずに相談を続けてください。
院長
院長があなたのお悩みにお答えします。
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例えば、38℃の熱が出たのですが、このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか?
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