たまプラーザでお水を無料配布？40代女性。田園都市高血圧クリニックの薬局の前でお水が無料配布されていますがあれは何なんですか？ どうしてお水を無料で配っているのですか？子供がたくさん持ってお水を帰ってきてお支払いは必要でしょうか？

ご質問ありがとうございます。お水のお支払いは必要ありませんのでご安心ください。お水の作用は、ただの水分補給の他に、体温調節作用、消化吸収を助けたり、血液、リンパ液に必要だったり、解毒作用だったり、身体を守ってくれる作用があります。暑い夏は水分摂取を心がけましょう。熱中症はこれらの水の良い作用が失われると考えてください。熱中症にならないでください。

この暑さで熱中症の体調不良の方が増えています

近年、熱中症による死亡者数・緊急搬送者数は著しい増加傾向にあり、気候変動等の影響を考慮すると熱中症対策は極めて重要な課題です。 環境省は熱中症警戒アラートを新たに導入し熱中症予防に寄与しています。田園都市高血圧クリニックでも倒れて体調不良になる方が多いです。熱中症は水の良い作用が失われると考えてください。熱中症にならないでください。

田園都市高血圧クリニックの無力さ

田園都市高血圧クリニックは、熱中症になっても点滴で治療をしてあげられるスペースが限られております。かなえは熱中症の治療には非力です。大きな病院にはかないません。

田園都市高血圧クリニックができないからこそ

スタッフからこのように言われました。

「先生～治療できないなら、熱中症予防にお水を無料で配りましょう‼︎　熱中症は水の良い作用が失われるのですよ。外は暑いのですよ!!」

かなえの前にはたくさんの方が通ります。学生や塾に通う子供達、暑い中飛び回る仕事の方、子育てや介護を頑張る方、持病をもっている方など。考えた結果、田園都市高血圧クリニックは、熱中症の治療ができなからこそ予防にお水を無料で提供しようと考えました。

 

1Fファーマシー薬局前でお水を受け取ることができます

「お水ありがとうございました」「お水もらいますね〜」「お水いただきました」。って受けとったよっていうメッセージを頂くと本当に元気がでます。ある日、ポストイットが貼ってありました「お心遣いありがとうございます」。すごく嬉しかったです。先日は、「お水もらいますねーSDGsの勉強にしたいです写真とっていいですか？」と小学生と母がいらっしゃいました。SDGsを調べてみたら「全ての人に健康と福祉を」との項目がありました。これにあたるのかぁ〜と思っています。1Fファーマシー薬局前でお水を受け取ることができます。

どうしてこんなことができるの？

スタッフは １円でも安いお水を探すため空き時間や休日にずっとネット検索でお水の購入をしています。配送されたお水を朝、机に並べて、ミスト付き扇風機の20Lの水を補水して設置、お水がなくなったらその都度補充したり、診療後にはテーブルとミスト扇風機の片づけ等、 始めてみたら様々な手間がかかる事に気が付きました。スタッフ達のボランティアで活動で成り立っています。本当に素晴らしいスタッフに囲まれて幸せです。また、スタッフの忙しい姿をみて、出社前の30代の男性が、お水を机に並べてお手伝いを頂きました。どんなことでも手伝ってもらえると嬉しいです。このようにたくさんの方の想いでお水の配布を行なっております。どうもありがとうございます。

お水プロジェクトに支援をくださった方々

正直に告白します。そうは言ってもかなえスタッフも限界です。日常業務に加えてお水の配布、準備、住民様への様々な配慮が必要です。一旦参加をしたこのボランティア活動から距離を置きたいというスタッフも出ました。そんな時に様々な方から多数の支援を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。

ご支援やご協力を頂いた方々

• ファーマシー薬局様
• ピタットハウスたまプラーザ店　様
• （株）露木建設工業　代表取締役　酒井　幸治様
• （株）ノダキ　代表取締役社長　野田　典嗣様
• （株）カイデア　代表取締役　開作　豪之様
• 男性　匿名希望様
• 女性　匿名希望様
• 佐山鉄平様
• 都甲　恵津子様

最後に

たくさんの方に予想していなかったご支援やご協力を頂きありがとうございます。住民様にお水の提供の協力のみならず、私たちに元気を与えてくださり、そして「全ての人に健康と福祉を」のSDGsの精神を私たちに教えて頂きありがとうございました。皆様のご支援とご協力がなければ、僕には絶対に気づけないことでした。医師として大切な大切な大切な基礎を教えてくださりありがとうございました。また、かなえスタッフには、「出来ないとあきらめるのでなく、できないからこそできることを考えろ!! 」と教えてもらいました。これを読んでいる皆さ様へ、熱中症は水の良い作用が失われると考えてください。熱中症にならないでください。あなたが倒れる訳にはいきません。このお水の無料配布の活動は9月中旬まで予定しています。お水を手にとって体調を維持して欲しいです。田園都市高血圧クリニックはこれからも地域の健康を守る内科として、家族のように寄り添っていきいます。

※2023年9月10日に終了いたしました

院長